2018年1月27日、コインチェックからNEMという仮想通貨が流出される問題が起こりました。
この事件を知ってから仮想通貨投資を始める人は、セキュリティ対策がされている取引所はどこなのか、注目しているでしょう。しかし、取引所の選び方は何もセキュリティ面だけではなく、他にも重要なポイントがあります。
この記事では「仮想通貨取引所の選び方」を紹介するとともに、おすすめの仮想通貨取引所を紹介していきます。
仮想通貨取引所の選び方|4つのポイント
- 仮想通貨交換業者に登録済みであること
- 取り扱い通貨が豊富であること
- 取引手数料が安いこと
- 取引所を利用すること
以上の基準で選んだ結果が下記の3つになります。時間がない方は、下記のリンクからアカウントを開設するといいでしょう。アカウント開設は無料で行えます。
1.仮想通貨交換業者に登録済みであること
仮想通貨交換業者とは、金融庁財務局から厳密な会計やセキュリティ、顧客資産の厳格な分別管理が義務づけられた仮想通貨取引所を指します。
つまり、仮想通貨交換業者として認められた取引所は金融庁の厳しい審査を合格しており、日本で最も健全な取引所であると言えます。
以下、仮想通貨交換業者一覧を表にしました。
会社名 | 取引所名 | 登録日 |
QUOINEX | QUOINEX | 2017/09/29 |
bitFlyer | bitFlyer | 2017/09/29 |
ビットバンク | ビットバンク | 2017/09/29 |
GMOコイン | GMOコイン | 2017/09/29 |
ビットトレード | ビットトレード | 2017/09/29 |
ビットポイントジャパン | ビットポイントジャパン | 2017/09/29 |
フィスコ仮想通貨取引所 | フィスコ仮想通貨取引所 | 2017/09/29 |
テックビューロ | Zaif | 2017/09/29 |
DMMビットコイン | DMMビットコイン | 2017/12/01 |
エフ・ティ・ティ | エフ・ティ・ティ | 2017/12/01 |
BITOCEAN | BITOCEAN | 2017/12/26 |
全11社になりますが、この表にない仮想通貨取引所は利用しない方がいいでしょう。
※まだ運営していない取引所に関しては、削除しています。
2.取り扱い通貨が豊富であること
取引所 | 取扱通貨数 | 一覧 |
QUOINEX | 5 | BTC BCH ETH XRP QASH |
bitFlyer | 17 | BTC ETH XRP LTC BCH ETC MONA LSK BAT XLM XEM XTZ DOT LINK XYM MATIC MKR |
ビットバンク | 19 | BTC XRP LTC ETH MONA BCC XLM QTUM BAT OMG XYM LINK MKR BOBA ENJ MATIC DOT DOGE ASTR |
GMOコイン | 22 | BTC ETH BCH LTC XRP XEM XLM BAT OMG XTZ QTUM ENJ DOT ATOM XYM MONA ADA MKR DAI LINK FCR DOGE |
ビットトレード | 6 | BTC BCH ETH LTC MONA XRP |
ビットポイント | 14 | BTC KLAY DEP JMY ADA ETH TRX XRP IOST DOT LNK BCH BAT LTC |
フィスコ仮想通貨取引所 | 3 | BTC BCH MONA |
Zaif | 13 | BTC BCH ETH MONA XEM ZAIF XCP BCY SJCX FSCC PEPECACH CICC NCXC |
DMMビットコイン | 22 | BTC ETH XRP AVAX CHZ TRX ZPG LTC XLM ETC BCH BAT ENJ OMG MONA ADA DOT XTZ XEM QTUM XYM IOST |
エフ・ティ・ティ | 1 | BTC |
BITOCEAN | 1 | BTC |
取り扱い通貨が多いことも取引所を選ぶ上で欠かせません。
テックビューロ社が運営する「Zaif」は、13種類もの通貨を取り扱っています。厳密には、ビットコインとアルトコインで5種類、トークンと呼ばれる通貨で8種類となります
※トークンとは、各企業が発行している独自コインです。ZaifもZAIFというコインを発行しています。
見ていただければわかると思いますが、全ての通貨を取り扱っている取引所はありません。そのため、ZaifでXEMは購入できますが、ビットバンクではXEMは購入できません。
一方、ビットバンクでXRPは購入できますが、ZaifではXRPは購入できません。
このように、取扱通貨が少ない取引所を利用すると、欲しい通貨の売買が行えません。どの通貨を取り扱っているのか、よく見比べることをおすすめします。
3.取引手数料が安いこと
取引所 | ビットコイン | アルトコイン |
QUOINEX | 無料 | 0.1~0.25% |
bitFlyer | 0.01~0.15% | 0.2% |
ビットバンク | -0.05~0.05% | -0.05%~0.25% |
GMOコイン | 無料 | 無料 |
ビットトレード | 0.2% | 0.2~0.7% |
Zaif | -0.05~-0.01% | 0~0.3% |
DMMビットコイン | 無料 | 無料 |
取引手数料とは、仮想通貨を売買した時に生じる手数料を指します。日本円で仮想通貨を購入した場合と仮想通貨を日本円にした場合、仮想通貨同士で交換した場合に生じる手数料となります。
手数料一覧を見ると、ビットバックとZaifの2箇所が目立ちます。マイナス(-)ということは、取引したら手数料をもらえます。
つまり、Zaifで10万円分のビットコインを購入した場合、10円〜50円貰えるようになっています。手数料をマイナスにしている理由は、利用者がいないと売買が行えないため、客引きのために手数料をマイナスにしています。
4.取引所を利用すること
取引所は「個人間の売買を行える場」であることは知っていると思います。ただ、取引所の画面には「販売所」があるのを知っているでしょうか。
販売所は、取引所を運営している企業から直接売買が行えます。ただ、企業と売買することで手数料を余計に取られてしまいます。
中には、ビットコインのみ取引所での売買が可能で、他のアルトコインは販売所のみでしか売買できない取引所も存在します。
詳しい「取引所」と「販売所」の違いについては、下記記事を合わせて読んでみてください。
まとめ|仮想通貨取引所の選び方
以上が「仮想通貨取引所の選び方」になります。
取引所の「使い分け」を考えても上2つの取引所に登録しておけば間違いないでしょう。金融庁が認める仮想通貨交換業者に登録しているだけあり、セキュリティ面でも安全です。
「Zaif」と「ビットバンク」についてもっと詳しく知りたい方は、下記の記事も合わせて読んで見てください。