仮想通貨初心者に向けて、「取引所」と「販売所」の違いを解説していきます。
また、それぞれのメリット、デメリットを解説した上であなたにあった仮想通貨の購入方法を紹介します。
ビットコイン・仮想通貨取引所と販売所の違い
まずは、「取引所」と「販売所」の言葉の定義を確認していきましょう。
しっかりと読めば、初心者さんでもわかるように執筆していますので、ぜひ最後までご覧下さい。
仮想通貨取引所とは?
「取引所」とは、個人間で仮想通貨の売買を行う場所を指します。
その場所、その売買はどこでやりとりされているのかというと、コインチェックやザイフ、ビットフライヤーを利用して売買が行われています。
仮想通貨を売りたい人、買いたい人がコインチェックやザイフ、ビットフライヤーにログインし、インターネット上で売り買いをしています。
その売り買いの情報は、「買い板」「売り板」で確認することができ、総称して「板」と呼んでいます。
仮想通貨販売所とは?
「販売所」とは、販売所を運営しているコインチェックやザイフ、ビットフライヤーなどから仮想通貨を売買する場所を指します。
その場所、その売買はどこでやりとりされているのかというと、販売所を運営している企業からインターネットを介して売買が行われます。
コインチェックとザイフの「販売所」と「取引所」を紹介
「販売所」と「取引所」は、コインチェックにもザイフにも存在します。
一枚目がコインチェックの「販売所」と「取引所」です。
二枚目がザイフの「販売所」と「取引所」になります。
すでにお気づきだと思いますが、各企業によって「取引所」と「販売所」の名前が異なります。
コインチェックでは、「コインを買う」や「コイン購入」が「販売所」での売買を指します。
ザイフでは、「成行」が「販売所」での売買を指します。また、「指値」が「取引所」での売買を指します。
例えば、13種類の仮想通貨を取り扱っているコインチェックでは、ビットコインのみ「取引所」での売買が可能です。他の通貨は全て「販売所」での売買になります。
ビットコイン・仮想通貨取引所と販売所の3つの違い【比較】
ここからは、もう少し深掘りして「取引所」と「販売所」の違いについて解説していきます。
主な違いは下記の3つになります。
- 取引相手が違う
- 取引手数料が違う
- 売買するトレード画面が違う
1.取引相手が違う
すでに述べたとおり、「取引所」は「個人間」で仮想通貨の売買を行う場所です。
一方、「販売所」は仮想通貨を保有している「企業と個人」が売買する場所になります。
これらの違いによって起こる問題があります。それは、「買い手、売り手が見つからないと仮想通貨を交換できない点」です。
「取引所」のデメリット.買いて、売り手が見つからないと売買できない
今日の仮想通貨の暴落局面でbitflyerやZaifで注文が通らない事象が発生していたようだ。指をくわえて右肩下がりのチャートを眺めるだけで利確も損切りもできない、リバウンドも狙えないってまさに草も生えない。
— 宮内健(mkenzow) (@mkenzow) January 16, 2018
zaif暴落時に全く注文通らない
— 子育て@たまおのPP (@umaruani) January 16, 2018
「販売所」であれば、暴騰時、暴落時でも企業と仮想通貨の売買が可能です。
しかし、「取引所」は個人間での売買のため暴騰時、暴落時に買い手、売り手が見つからないことがあります。一概には言えませんが、暴落時は売り注文が殺到している状態であり、買う人が極端に少なくなります。その逆のことが暴騰時にも起こりえます。
また、上記ツイッターにも記載されているように、取引所に大量の人が注文を出すことでサーバーが落ちたり、利用できないケースもあります。このケースはZaifの販売所(成行注文)でも起こり得るので注意が必要です。
2.取引手数料が違う
上記画像は、2018年1月15日20時52分に撮影したリップルの価格になります。左は、コインチェックの「コインを買う」をクリックすると表示される画面であり、これが「販売所」での売買になります。
一方、右はリップルの日本円建ての価格です。価格差が7円あることがわかると思います。
つまり、「販売所」での売買はすでに取引手数料が含まれており、取引所よりも「割高」で売買しなければいけません。残念ながらコインチェックでは、リップルやネムを販売所でしか購入できない仕組みになっています。
「取引所」のメリット.取引手数料が安い
一方、取引所での売買であれば、手数料を大幅に抑えることができます。最大6〜7%手数料の違いが生まれるので大きなメリットでしょう。
当サイトではリップルやネムといった優良銘柄を最安値で購入できる仮想通貨取引所を2つ紹介しています。
ぜひ、下記の記事を参考にして取引所に登録してみてください。
3.売買するトレード画面が違う
上記画像は、ビットフライヤーの画面になります。
企業によっては、「販売所」と「取引所」を分けているケースがあります。もしくは、下記画像のように販売所を「簡単売買」と名付けるケースもあります。
さらにいうと、下記画像のように「販売所」での売買を「成行注文」で行うケースもあります。
各企業で呼び名が異なるため、使い方をしっかりと把握しておくことをお勧めします。
まとめ|ビットコイン・仮想通貨取引所と販売所の違い
以上が「ビットコイン・仮想通貨取引所と販売所の3つの違いとメリット、デメリット」になります。
仮想通貨初心者さんが一番気にすべきポイントは「手数料の違い」です。
販売所での売買は手数料が高いので、トレードを繰り返していると知らぬ間に1万2万と積み重なり、結果的に大きく損するケースも多々あります。
そのためには、「取引所」での売買を行うとともに下記で紹介しているような安心・安全な取引所を利用するといいでしょう。